LET’S LIMBO AGAIN
Goodwill で買ったチャビー・チェッカーのツイストのアルバム。この時代のアメリカの音楽を世界中の若者が憧れを持って聴いていたことだろう。黒人の置かれた状況は前近代的なものであったかもしれないが、そこから生み出された音楽は底抜けに明るい。
「Let's twist again」といえば布谷文夫のボーカルによる大滝詠一師匠の暴力的カバー、「LET’S ONDO AGAIN (レッツ・オンド・アゲン)」 を思い出す。
- アーティスト: ナイアガラ・フォーリン・スターズ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1996/03/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
原曲には無い圧倒的なパワーに血が沸き立つ。ボーカルが、演奏が、歌詞が、アレンジが、録音が、全てが塊となり聴くものの頭を殴り続ける。
次のアルバムがシティポップの金字塔、ロング・バケーションだという落差も素晴らしい。
もう一枚、同じくチャビー・チェッカーの「LIMBO PARTY」。リンボという音楽様式があるのかどうかは分からないが (多分無い)、とにかくリンボづくしのカバーアルバム。そのアナーキーさは、LET’S ONDO AGAIN と同じ手触り。大滝師匠のことだから、このアルバムを知っていたに違いない。
しかしB面一曲目「LIMBO ROCK」には驚いた。私が小学生のときの運動会で、いやいやダンスを踊らされたものだが、そのときに使われていたのがこの曲だった。当時の東京の片田舎の小学校の教師に、この曲を選ぶ数寄者がいたという事か?
最近、アメリカの小学校に通う娘がリンボダンスをしたとき、この曲が流れたそうだ。時空を超えて親子を結ぶLIMBO。
買わずにはいられない。各50セント。
HEDS UP! ~ BAJA MARIMBA BAND
アメリカ中をドサ回りしていたヤクザな楽隊稼業を偲ばせるジャケットに惹かれ、家内がGoodwillでジャケ買い。
その危険な雰囲気を見事に裏切る、チープな運動会サウンド。
アメリカ人がこの音楽をどう捉え、以前の所有者はどのような人物であったのか、興味は尽きない。
50セント。
買わずにはいられない。